火をつけるもの

Nikon FM3a + Ai50mm F1.4S

日々繰り返される生活から、
自分自身を解き放つものとして
バイクの存在があります。

跨り、エンジンに火を入れ、走り出す。
風を感じながらカーブをクリアしていく。
極低速であろうと、高速であろうと、
跨って走り出した瞬間から
そこには非日常の自分だけの世界があります。


・・・・バイクを降りてから久しい。
最近、忙しい毎日から一瞬でも解放してくれる
そんな存在が気になっています。
再び火がついてしまったのかもしれません。


－－－－－－－－－

百田尚樹　『ボックス！』　上下巻を読みました。


ハチャメチャな性格だけど、
抜群の運動神経を持つ「カブ」こと　鏑矢（かぶらや）義平と
幼なじみで気弱な木樽優紀の
高校アマチュアボクシング界を舞台にした物語。


カブに誘われた優紀が
愚直にボクシングの練習に打ち込み、
やがては、カブのライバルになるまで成長する。


そして、二人に立ちはだかる
超高校級のモンスター、稲村との対決。
ラストシーンの稲村ＶＳ優紀、
稲村ＶＳカブのシーンは、
読んでいて苦しいほどの緊迫感です。



この物語も、男の「野生」に火をつけます（笑）。



５月には映画も公開されるとのこと。
こっちも、楽しみです。